美術館設立の意義と目的

 

目に見えなかったことが、見えるようになる。

気づかなかったことが、感じられるようになる。

これが、豊かな心を育てるということである。

 

人は目に見えるもので評価されがちですが、目に見えない感性の豊かな心を持って、初めて人として豊かな人生を送れるのだと思います。

創作(芸術)は、自己表現であると同時に視覚言語による伝達手段であり、昨今、よく耳にするイノベーションに欠かせない想像力、発想力の根幹でもあります。

また、高齢化、少子化、災害、戦争など問題の多い社会情勢の中で、精神的なケアの役目も果たしています。

このように、芸術は特別なものではなく、生きることそのものであります。

 

現在、伊勢崎市に市民が利用できる美術館はなく、学芸員もいません。そのために芸術関係の企画や情報発信もできません。他市と単純に比較はできませんが、この現状がこのまま続いてよいわけがないでしょう。

伊勢崎市の市民の暮らしが豊かになりつつ、人権や社会保障、医療等が充実していく中で、それと並行して心を豊かにする芸術分野にも取り組むべきだと切に思います。

子どもからお年寄りまでが魅力を感じるような高レベルの芸術作品や、市の所蔵している作品が日常的に触れられる美術館、図書館などの併設も視野に入れた、早期の設立を強く要望します。

 


こんな美術館を求めて

  • 赤城山を背に四季の彩りと風を感じ、子ども達の健全な育成に繋がる美術館を!
  • 市民の誇りとシンボル、文化芸術の拠点と成る美術館を!
  • 市の保有する芸術作品の鑑賞や、市民の作品発表と、憩いや語らいの場と成る美術館を!
  • 田島弥平旧宅の文化遺産、文化財、民俗資料、図書館等との繋がりを持った美術館を!
  • 子どもから高齢者、身障者等がスムーズに利用でき、移動交通条件、駐車場を完備した美術館を!